【社会】格差の意識が薄れている? 世襲で固定化する社会階層 | AERA
※AERA 2014年6月2日号より抜粋(更新 2014/6/ 7 16:00)
格差社会という言葉が定着してきた昨今。一方で、人々が格差に対して鈍感になりつつあるというデータもある。世襲による格差の固定も進んでいるようだ。比較社会階層論が専門の石田浩・東京大学社会科学研究所長らがかかわる、社会階層と社会移動(SSM)調査や社会科学研究所パネル調査を用いた研究では、1955年から10年ごとに社会の閉鎖性(世襲や継承の度合い)を測る調査を続けている。