【裁判】元社員ら10人、「年金で不正」と前田建設を提訴 「海外赴任時の保険料の支払いを不正に免れていた」
厚生年金の受取額が少ないのは、勤務先だった準大手ゼネコン「前田建設工業」(東京都千代田区)が、海外赴任時の保険料の支払いを不正に免れていたためとして、元社員ら10人が同社を相手取り、慰謝料や損失分計約1600万円の支払いを求める訴えを28日、東京地裁に起こした。訴状などによると、元社員は昭和40年代にタイやマレーシアで道路建設などに従事し、海外赴任手当や危険手当などで基本給の3~4倍の給与を得た。