手に付いた血をトイレで洗い流し“〆”のラーメン 傷害致死罪で懲役7年の「善悪の基準」
「犯行後にラーメン」は凶悪か 裁判員を悩ます「善悪の基準」
週刊文春 3月27日(金)13時6分配信
マイケル・サンデル教授に聞くまでもなく、善悪の評価は難しい。3月19日、東京地裁での裁判員裁判。善悪が問われたのは、犯行後に被告がすすったラーメンの是非だ。警視庁担当記者が解説する。「去年9月、都内のラーメン店で今西伸一郎被告(38)が、隣の男性客(当時49)との間にあったイスの取り合いになって激高し、腹や顔を踏みつけるなどして暴行。