【宇宙】遠方銀河の詳細構造解明=重力レンズとアルマ望遠鏡で-東大など=太陽の3億倍以上の質量の巨大ブラックホールの存在判明
東京大と国立天文台の研究チームは、日米欧が南米チリに建設したアルマ電波望遠鏡で観測した遠方銀河の詳細な内部構造を、「重力レンズ」を利用することで、これまでにない高い解像度で解明した。論文は9日付の日本天文学会欧文研究報告誌(電子版)に掲載された。重力レンズは、観測対象の遠方天体と地球との間に別の大質量天体(銀河など)があると、手前の天体が重力で空間をゆがめ、レンズのような働きをする現象。