【医学】大村氏の薬、マラリアにも 新効果か、米で学会発表
2015/10/28 01:00
ノーベル医学生理学賞を受賞する大村智北里大特別栄誉教授が開発に貢献した薬剤「イベルメクチン」に、マラリアの発症を減らす新たな効果がありそうだとの研究結果を、米国などのチームが27日、米ペンシルベニア州で開かれた米熱帯医学会議で発表した。西アフリカ・ブルキナファソで、四つの村の人たちにイベルメクチンを3週間に1回飲んでもらったところ、熱帯熱マラリアで主に犠牲となる5歳以下の子どもの発症を、約16%減らせたとしている。