【社会】ハンセン病(らい病)元患者の家族、集団提訴へ 隔離政策、国に謝罪求め
ハンセン病元患者の家族が、強制隔離政策で自身も深刻な偏見や差別を受けたのに対策が講じられなかったとして国に謝罪や賠償を求め、熊本地裁に集団提訴する方針を固めたことが三十日、分かった。弁護団によると、家族の被害をめぐる集団訴訟は初めてで、来年二月にも提訴する方針。弁護団は、原告の対象を元患者の子どもか、発症時に元患者と同居していた家族とする方針で、現段階で熊本県や鹿児島県などの元患者の子ども八人が提訴の意向を固めている。