【環境】オオタカ希少種解除へ 環境省 埼玉県内団体が反対の声「トキの二の舞い」危惧 〔埼玉新聞〕
環境省は猛きん類のオオタカについて、種の保存法で営巣地を保護する「国内希少野生動植物種」の指定を解除する方針を固め、全国で意見交換会(説明会)を始めた。生息数が回復し絶滅の恐れがないと判断したという。オオタカは里山の生態系に位置し、長く自然保護の象徴とされてきた。県内の自然保護団体は「武蔵野の森の開発によって雑木林などの生息地が年々減少し、トキの二の舞いになる」と指摘し、環境省の方針に強く反対している。