【科学】摩擦力105ピコニュートン 物質間の摩擦が非常に低い「超潤滑現象」をグラフェンで観察 - JSTさきがけ
科学技術振興機構(JST)は2月26日、JST 戦略的創造研究推進事業 個人型研究(さきがけ)において炭素原子一層の薄膜であるグラフェンナノリボンと金の表面間に生ずる超潤滑現象の観察およびそのメカニズム解明に成功したと発表した。同成果は、バーゼル大学 物理学科 川井 茂樹 シニアサイエンティスト、およびドレスデン工科大学、スイス連邦材料試験研究所、マックスプランク高分子研究所の研究者らの研究グループによるもので、2月26日付けの米科学誌「Science」のオンライン速報版に公開された。