【科学】ホタルの発光物質、簡単に合成 水で2種類混ぜるだけ
ホタルの発光のもとになる物質「ルシフェリン」が、2種類の化学物質を水の中で混ぜるだけで簡単に合成できることを、中部大と名古屋大のチームが発見した。6日までに英科学誌電子版に掲載された。チームによると、ホタルの祖先は約1億年前に現れたとされるが、発光能力がどう進化したかは分かっていない。中部大の大場裕一准教授は「ホタルの祖先の体内でも同じような反応が起こり、発光が進化するきっかけの一つになったのでは」と話し、謎を解く鍵になるとみている。