【国際】オバマ大統領の広島訪問前に中国制服組トップ、吉林省の旧日本軍施設を視察 日本の戦争被害者としての側面強調を警戒か
中国国防省によると、中国軍制服組トップの范長竜(ファンチャンロン)・中央軍事委員会副主席は26日、吉林省敦化市ハルバ嶺にある旧日本軍の遺棄化学兵器処理施設を視察した。中国では全国90か所で化学兵器が発見され、このうち最大のハルバ嶺には、推定30万~40万発が残っているとされる。日本の支援で2014年末から稼働している無害化処理施設を訪れた范氏は、「作業速度を上げるよう日本側に促す」と強調した。