【裁判】夫の焼酎に猛毒リシン…妻、起訴内容認める 生活費少なく「憎しみ爆発」
別居中の夫(34)の焼酎にトウゴマから抽出した猛毒「リシン」を混ぜて殺害しようとしたとして、殺人未遂の罪に問われた宇都宮市みどり野町、無職、鹿毛(かげ)陽子被告(33)の裁判員裁判の初公判が16日、宇都宮地裁(二宮信吾裁判長)で開かれた。鹿毛被告は「特にありません」と起訴内容を認めた。検察側は冒頭陳述で、夫の管理で金銭を自由に使えなくなったことから殺害を考え、夫から振り込まれた生活費が少なく、「不満や憎しみが爆発した」と動機を説明した。