【社会】DNAの血縁判定向上=おじおば、いとこも―身元確認で活用期待・京大
少量のDNAを用い、血縁判定の範囲をおじおばや、いとこなど離れた血縁まで高精度で判定できる鑑定法を開発したと、京都大の玉木敬二教授(法医学)らのグループが4日、発表した。大規模災害時の身元確認に役立つと期待している。研究成果は米科学誌「プロスワン」に掲載された。同教授によると現在、警察などで広く使われている鑑定法は、DNAの15カ所を特徴点として比べており、2人の血縁関係は親子、きょうだいまでしか完全には判断できない。