【社会】食品衛生管理の国際標準「HACCP」、全面義務化へ 小規模事業者などは要件緩和 厚労省検討会
厚生労働省の有識者検討会は20日、食品衛生管理の国際標準であるHACCP(ハサップ)の導入を食品関連事業者に義務付ける中間報告案を大筋で了承した。2018年の通常国会に食品衛生法など関連法の改正案を提出し、数年後の実施をめざす。対象は食品の製造・加工、調理、販売などを行う全ての事業者。HACCPに基づいた衛生管理計画の作成を原則として義務付けるが、小規模事業者や、提供する食品の量が多く変更が頻繁な業種などは例外扱いとし、工程の記録方法を簡易化するなど一部の要件を緩和する。