【国際】オバマ大統領が最後の国連演説 「国際協調による前進」訴え また「世界はかつてないほど暴力が減り、繁栄している」と強調
オバマ米大統領は20日、任期最後となる国連総会の一般討論演説を行った。国際社会を覆いつつある大衆主義や宗教的な過激主義などを拒否し、2009年1月の就任以降、一貫して追求してきた「国際協調主義に基づく前進」の継続を訴えた。一方で、内戦での死者が30万人を超えるシリア情勢の外交解決を改めて呼び掛けた。大統領はこれまでの「成果」として、国連の枠組みで採択された地球温暖化対策の新たな枠組み「パリ協定」や、安保理常任理事国とドイツが粘り強く交渉した昨年7月のイラン核合意などを列挙。