【医療】おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)に感染する原因を解明 ワクチン改良や新薬に弾み 九州大・研究グループ
九州大大学院医学研究院などの研究グループは27日、子どもを中心に感染者が出ている流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の原因となるムンプスウイルスの感染メカニズムを解明したと発表した。現在使われているワクチンの改良や、抗ウイルス治療薬の開発につながる成果という。おたふくかぜは国内で毎年40万~130万人がかかると推定され、髄膜炎や難聴、精巣炎などさまざまな合併症を引き起こすが、治療薬はなく、解熱鎮痛剤などの対症療法しかない。