【東京地裁】「暴力団トップにも責任」詐欺型犯罪で初認定 聴覚障害の組員が聴覚障害者27人を手話で脅した詐欺事件
指定暴力団極東会系組員に金銭をだまし取られるなどしたとして、聴覚障害者27人が組員の男や極東会の実質的トップ、曹圭化元会長(88)らに計約2億円の損害賠償を求めた訴訟の判決が29日、東京地裁であった。山田真紀裁判長は「曹元会長にも暴対法上の使用者責任があった」と判断し、請求額のほぼ全額を認めた。原告側弁護団によると、詐欺型の犯罪で暴力団トップの責任が認められたのは初めてとみられる。