【社会】宮城県大川小学校 児童23人の遺族が市と県に損害賠償を求めた訴訟 3月29日初弁論、 一審判決では学校側の過失を認めた
東日本大震災時に学校で最大の津波被害を出した宮城県石巻市立大川小を巡り、児童23人の遺族が市と県に損害賠償を求めた訴訟で、控訴審の第1回口頭弁論が3月29日に仙台高裁(小川浩裁判長)で開かれることが14日、決まった。遺族側が意見陳述する見込み。高裁で開かれた進行協議後、遺族側代理人が明らかにした。昨年10月の一審仙台地裁判決は、学校の前を通った市の広報車が高台避難を呼び掛けたことを理由に「遅くとも襲来の7分前までに津波を予見できた」と指摘。