【社会】青函フェリー利用増 新幹線に客を奪われるとの懸念がうれしい誤算
北海道新幹線が開業した昨年3月以降、青森県と北海道函館市を結ぶフェリーの利用客が増加している。開業効果で函館が観光客の人気を集める中、料金の安さと津軽海峡の眺望が再評価されているためだ。新幹線に客を奪われると懸念していた運航会社にとっては、うれしい誤算。今後も新幹線との共存共栄を図ろうとしている。今年3月下旬、青森港(青森市)のフェリー乗り場では、未明にもかかわらず20人ほどが午前2時40分発の函館行きの乗船を待っていた。