【科学】1831年(天保2年)の大地震、佐賀ではなく福島で発生か
1831年(天保てんぽう2年)に佐賀県で起きたとされるマグニチュード6・1の地震が、実際は福島県で発生した可能性があるとする研究成果を、京都大の加納靖之助教(地震学)がまとめた。千葉市で開催中の日本地球惑星科学連合大会で22日、発表する。この地震は、天保期の見聞をまとめた「天保雑記」で紹介。31年10月16日(旧暦)、江戸の老中に「昨十日之暁丑ノ刻地震強(昨日10日の明け方に強い地震があった)」「城郭石垣等所々損所出来(城や石垣などが所々崩れた)」との書簡が届いたと記されている。