【大阪地裁】9カ月の乳児死亡、母親に実刑判決 床に落とす「相当悪質」
生後9カ月の次女を床に落として死亡させたとして、傷害致死罪に問われた母親の無職、奈須ひろみ被告(31)の裁判員裁判で、大阪地裁は2日、懲役3年(求刑懲役6年)の実刑判決を言い渡した。西野吾一裁判長は「何ら抵抗できない乳児に対する犯行で、相当悪質と言わざるを得ない」と指摘。ワンルームマンションで次女を含む子ども3人を育てる中、無理解な夫にストレスをため込んだ末の犯行で同情できる部分もあるとしたが、「同種事案に照らし軽い部類とは言えない」と述べ、実刑を選択した。