【科学】中性子星合体で重力波=米欧装置で初検出―重い元素、生成裏付け
巨星が寿命を迎え超新星爆発を起こした後に残る中性子星が、別の中性子星と合体する際に発生した重力波を初めて検出したと、米国などの国際チームが16日発表した。米欧3カ所の観測装置で8月に捉えた。重力波は2015年9月から4回検出されているが、いずれもブラックホール同士の合体で生じたものだった。今回の現象は日本のすばる望遠鏡(米ハワイ島)など各地の天文台、人工衛星でも観測され、発生場所は南半球で見えるうみへび座の方向に約1億3000万光年離れた銀河「NGC4993」と特定された。