【話題】「いじめ」の多い宮崎県(千人あたり85.7件)、少ない佐賀県(千人あたり5.6件)
文部科学省が26日に公表した2016年度のいじめ認知件数で、九州は最も多い宮崎県が児童生徒千人当たり85・7件に対し、最少の佐賀県は5・6件とその差が15倍に上った。近年の傾向でも全国平均を上回る宮崎、鹿児島、大分3県と、その他の4県で二極化が進む。背景には、いじめを把握するために各学校で行われるアンケートの手法や質問内容が異なっている現状があり、専門家は「いじめの認知件数と実態には隔たりがある」と指摘する。