【社会】子どもの海外心臓移植、募金に平均3億円 5年で倍増
国内で子どもの心臓移植がなかなか実現しない中で、募金で海外での移植を目指す親たちがいる。移植にかかる費用は医療機器の高度化を背景に高騰しており、2016年以降の1人あたりの募金の目標額は平均3億円近くと、この5年で倍増した。国内の小児移植医療の体制づくりが改めて問われている。臓器移植法改正で、国内で15歳未満の子どもの臓器提供が可能になった10年7月以降、海外で移植を受けた子どもの状況が、日本小児循環器学会や移植支援団体トリオ・ジャパンへの取材で分かった。