【神戸地裁】多重事故 警察官や救急隊員に気付かれないまま事故車両に放置され女性(74)死亡 消防に慰謝料支払い命令
2013年に島根県益田市で起きた多重事故で、警察官や救急隊員に気付かれないまま事故車両に放置され、その後死亡が確認された女性=当時(74)=の子2人=いずれも兵庫県=が、地元消防が所属する益田地区広域市町村圏事務組合や島根県に、計660万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が21日、神戸地裁であった。黒田豊裁判長は「救急隊員が尽くすべき注意義務を怠った」とし、事務組合に慰謝料など計55万円の支払いを命じた。