【ロシア】年金改革はプーチン氏の鬼門か 譲歩案示した弱気姿勢があだ花に 与党、地方選で市民反発に苦戦
ロシアで9日、統一地方選挙が行われたが、与党系候補の苦戦が目立った。政府が進める年金受給年齢の引き上げに、一部の市民が反発したとみられる。プーチン政権は強固だが、政治や社会保障政策への市民の不信の根深さを映し出した形だ。22に及ぶ連邦構成体(最重要都市や州や共和国など)で知事や首長選挙が実施された。首都モスクワで現職ソビャーニン氏が70%を得て再選するなど、与党・統一ロシアの候補や同党が支持する候補が相次いで勝利した。