【外食】モスバーガー、多数の店舗で大腸菌O121検出…「食の安全」軽視で深刻な客離れ加速
飲食によって腹痛や下痢、嘔吐、発熱といった症状が起きる食中毒は、梅雨から夏にかけて高温多湿の時期に多発する。食事を提供する外食産業が経営の根幹に据えるべきは「食の安全」であるにもかかわらず、今年も大手外食で食中毒事件が起きた。その対応で“経営者力”が問われる。外食最大手のすかいらーくホールディングス(HD)は9月10日、グループの回転ずしチェーン「魚屋路」(ととやみち)で食中毒が発生したとして、東京、神奈川、埼玉、山梨の4都県にある全24店の営業を自粛したと発表した。