【最高裁】NHKの不当労働行為確定 組合との団交拒否 中労委の判断を妥当とした一、二審判決が確定
労働組合との団体交渉を拒否したことを「不当労働行為」と認定した中央労働委員会(中労委)の判断は不当として、NHKが取り消しを求めた訴訟で、最高裁第2小法廷(鬼丸かおる裁判長)はNHKの上告を退ける決定をした。10日付。中労委の判断を妥当とした一、二審判決が確定した。判決によると、集金などを担当する地域スタッフでつくる全日本放送受信料労働組合南大阪支部が2011年、団交を申し入れたが、NHKは応じなかった。