密漁の罰金、最高200万円→3千万円に 捕り得指摘に水産庁方針 高価なナマコやアワビ、暴力団の資金源に
暴力団の資金源にもなっているとされる水産物の密漁を抑えるため、水産庁は26日、漁業法の罰金を最高200万円から3千万円に引き上げる方針を示した。政府が進める水産改革の一環として、開会中の臨時国会での法改正をめざす。自民党の会合で示された漁業法改正案の骨子では、密漁の対象になりやすいナマコなどを「特定水産動植物」に指定し、違法に捕ったり密漁品を譲り受けたりした場合の罰則を3年以下の懲役か3千万円以下の罰金にする。