週末の「寝だめ」は逆効果? 健康への悪影響指摘 米研究
平日にたまった疲れを解消しようと週末に寝だめすると、体重が増えて長期的には健康に悪影響を及ぼす可能性がある――。そんな研究結果がこのほど学術誌に発表された。論文を発表したコロラド大学睡眠研究所のケネス・ライト所長は、「平日に続いた睡眠不足を週末の寝だめで補おうとしても、平日になってまた睡眠不足が続けば、体内で血糖値をうまくコントロールできない状態は改善されない」と解説し、「再び睡眠不足の生活に戻れば、長期的な健康に悪影響を及ぼしかねない」と指摘する。