【震災8年】復興五輪の陰から目そらすな ジャーナリスト土井敏邦さん 「福島の痛み、怒りなお」
東日本大震災に伴う東京電力福島第1原発事故から間もなく8年。福島県では最大16万人超が県内外に避難を強いられたが、今年1月までに約4万2千人に減り「復興の進展」が強調されるようになった。被災者の証言を記録し続けているフリージャーナリスト土井敏邦さん(66)=佐賀県牛津町(現小城市)出身=は「2020年東京五輪を復興五輪と言って、原発事故の被害も終わったように見せようとしているのではないか」と危ぶむ。