【岩手】文化財無断切り取り、学芸員の個人研究目的という見方強まる
なぜ貴重な文化財をひそかに切り取ったのか。岩手県立博物館(盛岡市)の赤沼英男上席専門学芸員(61)による文化財無断切り取り問題で、被害に遭った自治体の担当者や鉄に詳しい専門家は「文化財を長持ちさせるための分析に必要だった」とする赤沼氏の説明を疑い、個人の研究目的だったという見方を強めている。◇依頼は「保存処理」分析は含まず
同県軽米(かるまい)町は2011~13年度、大開(おおびらき)遺跡(縄文・平安時代)など3遺跡の文化財を同館に預けた。