【考古学】「血の川」の記述 モンゴル帝国の古代ルーシ諸国への侵略とジェノサイド 「誇張」ではない事実を考古学者らが解明
モンゴル帝国の初代皇帝で最大の征服者チンギス・カンの孫にあたるモンゴル指揮官バトゥの軍隊は、13世紀にルーシ諸国の領土を侵略し、古代の年代記に記述のように抵抗する兵士らを殺害したにとどまらず、文字通り親族もろとも、つまり現在のジェノサイドによって非武装の住民たちをも虐殺した。ロシア科学アカデミー考古学研究所とモスクワ物理・工学研究所の研究者らは、モンゴル人らの犠牲となった人々のヤロスラヴリ市の墓地を研究し、こうした結論に到達した。