【記者の目】習主席「国賓」来日の是非 日中関係に刺さる「4つのトゲ」抜くのが先
政府が今春の実現を目指す中国の習近平国家主席を「国賓」として招く計画に反対の声がある。中国公船による度重なる領海侵入や根拠不明の日本人拘束などの課題に解決の見通しがないためだ。国民の意見も分かれている。参院議員の佐藤正久氏と東京大教授の高原明生氏に話を聞いた。■佐藤氏「まず尖閣など解決を」
--習主席を国賓として迎えることに疑問を呈している「日中の首脳が懸案を話し合い、将来に向けた道筋を示すのは意味があることで、国民の間にも習氏の訪日自体に反対する人は少ないと思う。