【コロナ対策】新スパコン「富岳」活用へ、未完成だが10~20%程度利用可能―理研発表
理化学研究所は7日、完成前の新スーパーコンピューター「富岳(ふがく)」を新型コロナウイルス対策の研究に試行利用すると発表した。ウイルスの性質解明や新薬候補の探索、感染拡大に伴う社会的影響に関するシミュレーションなどに活用する。4月中にも開始する。富岳は、昨年8月に運用を終えたスパコン「京(けい)」の後継機で、2021年度中の本格運用を目指し、昨年12月から理研の計算科学研究センター(神戸市)への搬入が始まっている。