【最期】「大丈夫だよ」が最後の言葉…遺体は病院から斎場に直接搬送 「せめて家の前を通ってほしい」との願いもかなわず
新型コロナウイルスによる肺炎で死亡した70代男性の遺族が16日までに時事通信の取材に応じ、「『食べ物の味がしないんだ』と塩や梅干しの差し入れを求めたこともあった」と闘病の様子を振り返った。入院中は高熱が続き、「とにかく寒い」と訴えていたという。※中略
男性には重い基礎疾患があったという。抗エイズウイルス(HIV)薬や抗インフルエンザ薬「アビガン」を投与されたが、間もなく人工呼吸器が装着され、会話ができなくなった。