【北方領土】茂木外相、ミケランジェロで露の反発かわす「全体像で見て」 外交青書で北方領土「主権」明記
茂木敏充外相は22日の記者会見で、日本が2020年版の外交青書で「北方領土はわが国が主権を有する島々」と明記したことについて、ルネサンスを代表する巨匠ミケランジェロを持ち出して、ロシア側の反発をかわした。日本は19年版で北方領土について「日本に帰属する」との前年までの記述をなくしたが、5月19日に閣議で報告した20年版では、「主権を有する」との表現で日本の法的立場についての記述を復活させた。