【47NEWS】コロナ禍で自殺者が約2割減った理由 「絶望死」を増やさないために社会は何をすべきか
コロナ禍で自殺者が約2割減った理由
藤和彦 独立行政法人経済産業研究所上席研究員
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)により、日本の失業率は急上昇している。2月まで2・4%だった失業率は5月に2・9%となり、6月には21年ぶりに3%台となるとの予測が出ている。5月上旬、米国で「新型コロナウイルス危機の結果、今後10年間で最大7万5千人がいわゆる『絶望死』する可能性がある」という衝撃的な予測が発表され、日本でも「今後自殺者が急増するのではないか」との警戒感が高まっている。