【地裁】連日のように理不尽な要求をしてくる生活保護対応の男性を刺す 元市職員に刑猶予判決「経緯や動機は同情の余地ある」
生活保護の対応をしていた男性を殺害しようとしたとして、殺人未遂などの罪に問われた滋賀県米原市社会福祉課の元主事(28)=懲戒免職=の裁判員裁判の判決公判が22日、大津地裁で開かれた。大西直樹裁判長は懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役5年)を言い渡した。判決後、弁護人は控訴しない意向を明らかにした。判決は、元主事はケースワーカーとして担当していた男性(27)に対し、車内に用意していた包丁で、抵抗を受けても襲い続けたとし、「一定の計画性があり殺意は強い」と指摘。