【北海道】道南イカ漁、20年度436トン 3年連続最低更新 外国船乱獲、高い水温
【函館】道南近海で漁獲するスルメイカ漁が1月末で終わり、函館市水産物地方卸売市場の2020年度の生鮮取扱量は計436トンと、過去最低だった前年度より4割減少し、最低記録を更新した。海洋環境の変化や外国船による乱獲で資源量が少なくなっていることに加え、20年度は津軽海峡の海水温が高かったことが影響。記録的な不漁に加え、新型コロナウイルス感染拡大の影響で価格は3年ぶりに下落に転じ、漁業者には「二重苦」となっている。