【東奥日報】青森県弘前市の久渡寺所蔵の幽霊図が、丸山応挙の真筆と認定 25歳で死去の妾を描いたか
青森県弘前市の久渡寺に残る幽霊画「返魂香之図(はんごんこうのず)」が円山応挙(1733~95)の真筆であることが、弘前市文化財審議委員(福井敏隆委員長)の調査で明らかになった。「足のない幽霊」を初めて描いたことで知られる応挙の幽霊画の中では、米カリフォルニア大学バークレー校付属美術館に寄託されている絵が、その印章などから真筆とされているが、国内に残るもので公的に真筆と認定されるのは「返魂香之図」が初めてとなる。