【朝日新聞】津波被害の大川小で避難すべきとされた裏山が土砂災害警戒区域 石巻市は避難場所にできず
旧大川小学校を震災遺構として整備中の宮城県石巻市が、再び付近が津波に襲われた際の避難先に頭を悩ませている。目の前には、かつて裁判の判決で「ここへの避難を決断すべきだった」とされた裏山があるが、ここは土砂災害警戒区域。徒歩で行ける避難場所はあきらめ、車で山に向かって逃げるルートを呼びかけることにした。東日本大震災の津波で74人の児童が犠牲・行方不明になった旧大川小の校舎付近では、7月中旬の開所に向けた準備が続く。