【米軍ヘリコプター離着陸帯】愛知県警の派遣手続きは違法 沖縄ヘリパッド訴訟、高裁逆転判決
沖縄県東村高江周辺での米軍ヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)の移設工事の警備を巡り、愛知県警が警察官を派遣したのは違法な公金の支出だとして、県民193人が大村秀章知事を相手取り、約1億3000万円の損害賠償の支払いを当時の県警本部長に命じるよう求めた住民訴訟の控訴審判決が7日、名古屋高裁であった。倉田慎也裁判長は請求を棄却した1審・名古屋地裁判決を変更し、「専決処分による派遣は違法」として、県警本部長に約110万円を賠償させるよう命じる判決を言い渡した。