【岩手県立博物館】文化財103点を切り取り、なぜ 学芸員「深刻に考えていなかった」
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2019年に岩手県立博物館の男性学芸員が文化財の一部を所有者に無断で切り取っていたことが判明した問題で、県教委は15日、調査の最終結果を公表した。5千点以上の文化財を調べたところ、国指定の重要文化財2点、それ以外の一般文化財101点の無断切り取りがわかった。岩手や北海道、青森から依頼を受けて保存処理や分析を行っていた192点の国重要文化財を調査したところ、岩手県所有の「柳之御所・平泉遺跡群」から見つかった火舎(かしゃ)と花瓶(けびょう)の2点で無断切り取りが判明。