【オミクロン新系統】研究者 「ワクチン未接種におけるBA・4に対する低い中和の絶対値では、症状を伴う感染に対する防御とならない」
南アフリカ共和国で見つかった新型コロナウイルスのオミクロン変異株の新系統「BA・4」と「BA・5」には、過去の感染やワクチン接種で産生された抗体をすり抜ける力があることが、同国のアフリカ健康研究所(AHRI)主導の臨床検査で分かった。新たな感染の波につながり得ることを示唆している可能性がある。それによると、当初のオミクロン株に感染した人の血液サンプルをBA・4とBA・5に対してテストしたところ、中和抗体の産生水準に8倍近くの減少が見られた。