【考古学】吉野ヶ里遺跡で青銅製の重りが出土 奈良時代のものか 奈良時代も地域の中心だった可能性高まる 佐賀
弥生時代の大規模な環壕集落跡が残る佐賀県の吉野ヶ里遺跡で、奈良時代のものとみられる、重さをはかるための青銅製の重りが出土しました。記者会見した佐賀県文化財保護室は、この一帯が奈良時代も行政の拠点だったことをうかがわせる重要な発見だとしています。県文化財保護室によりますと、出土したのは「権(けん)」と呼ばれる重りで、円柱に傘をかぶったような形で、高さ2.9センチ、幅は最大で3.4センチで、重さは82.541グラムあり、青銅でできています。