新幹線、札幌延伸6450億円増 物価上昇で、地元の負担増必至
国土交通省は7日、北海道新幹線新函館北斗―札幌の建設費総額が6450億円増え、2兆3150億円になるとの試算を公表した。トンネル工事で生じた土砂の処理や物価上昇に伴う資材費高騰などのため。当初計画では1兆6700億円だった。地元の負担増が必至で、国交省は北海道やJR北海道などと対応を協議する。増額要因は、土砂の処理などで2700億円、資材費高騰や消費税率の上昇で2050億円、東日本大震災を踏まえた耐震性向上などで1340億円、工事用電力確保や防音設備などで670億円。