「組織だけで勝てぬ」 労組候補4人が落選、かつての「民主王国」愛知でも旧民主党系の退潮傾向が鮮明に
今回の愛知県議選では労働組合の組織内候補の落選が相次いだ。現職3人が議席を失い、後継の新顔1人も涙をのんだ。立憲民主党ベテランの後継新顔も落選するなど、かつて「民主王国」と呼ばれた愛知でも旧民主党系の退潮傾向が鮮明となった。内部からは、労組頼みの選挙戦のあり方を問う声も上がっている。(佐藤瑞季、柏樹利弘、小林圭)8人が立候補した県議選の豊橋市選挙区(定数5)では、労組の組織内候補で無所属現職の広田勉氏(53)が落選し、衝撃が広がっている。