【岡山】未確認石室か 造山古墳に空洞確認 岡山大など 後円部を素粒子で調査
全国第4位の規模を誇る前方後円墳・造山古墳(岡山市北区新庄下、国史跡)の内部構造を最先端の科学技術で調査している岡山大などの4研究チームは4日、同大でシンポジウムを開き、未確認だった石室と推測される内部空間が後円部で確認されたと発表した。関西大や東京大でつくるチームは2021年から物質を透過する素粒子「ミューオン」を活用し、レントゲン写真のように内部の“透視”を進め、後円部の地表面から約1・5~2メートル以上の深さに土とは密度が異なる“空洞”を捉えたと報告した。