縄文人の遺伝子の特徴を持つ人は太りやすい?…大阪大・金沢大が日本人17万人の情報解析
縄文人の遺伝子の特徴を持つ人は太りやすい――。現代日本人のルーツを探る遺伝子研究からそんな傾向を示す結果が得られたと、大阪大、金沢大などの研究チームが発表した。狩猟採集中心の生活を送っていた縄文人の特徴が、現代人の体質にも残っていることを示した成果といえそうだ。論文が国際科学誌に掲載された。現代日本人の遺伝子には、約1万6000年前~約3000年前にいた縄文人と、農耕が主流となった弥生時代以降に中露国境付近の北東アジアや、中国など東アジアから入ってきた祖先の特徴がみられるとされる。