【移民と社会】リベラルな高福祉国家なのに「ゲットー」デンマーク移民政策はなぜ厳しいのか
リベラルな高福祉国家というイメージが強いデンマークで、なぜ「ゲットー政策」をはじめとする移民政策の厳格化が他の欧州各国以上に進んだのか。デンマークの移民政策に詳しいオーフス大のクリスティーナ・シムンスン准教授に聞いた。【聞き手・ブリュッセル岡大介】――デンマークは貧困や失業率などの数値が一定水準を超えている上、「非西洋人」の割合が5割を超える地域を「ゲットー」(現在は「並行社会」などに改称)と名付け、改善を促す政策を取っています。